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SEMINERセミナー

事業の成功確率を高める 発想と実践を学ぶ経営計画策定の考え方 2025年11月18日(火)上山商工会で講演

11月 18日 (火)上山商工会にて「補助金は採択がゴールじゃない!会社の未来を描くチャンス!! 事業の成功確率を高める 発想と実践を学ぶ 経営計画策定の考え方」 と題し合同会社HIKIDUS尾上雄亮が登壇しました。

本セミナーでは、補助金をゴールとするのではなく、あくまで事業成長のための手段としてどう活用するかに焦点を当て、地域中小企業が自社の価値を高め、持続的に選ばれ続けるための経営計画の考え方と実践プロセスを解説しました。

外部環境を正しく捉え、未来を描く

はじめに取り上げたのは市場環境の把握です。人口減少や労働力不足、物価上昇といった、自社ではコントロールできない外部環境。特に山形県を取り巻く現状を踏まえ「変えられない前提条件をどう読み解き、どこに向かうのか」を整理しました。感覚や経験則ではなく、環境を構造的に捉えることが経営計画の出発点であることを共有しました。

売上目標ではなく「嬉しい未来」から逆算する

次に強調したのは、経営計画の本質です。単なる売上や規模拡大を目指すのではなく、**「誰に、どんな嬉しい未来(付加価値)を提供するのか」**を起点に考えることの重要性を解説しました。特に地域中小企業にとっては、薄利多売ではなく、利益率を高める「厚利少売」への転換が、現実的かつ持続的な選択肢であることを具体例とともに示しました。

ターゲットを明確にするから価値が届く

顧客設定のパートでは、ターゲットを「売上の対象」ではなく「価値を届ける相手」として捉える考え方を共有しました。年齢や性別といった属性だけでなく、価値観や行動特性といった心理面まで掘り下げ、最終的には自社の顧客を明確化できることで、事業や商品がより具体的になるプロセスを学びました。

0→1ではなく、1→10の事業アイデア発想

事業アイデア創出では「まったく新しい発明」を目指すのではなく、既存の強みや資源をどう活かすかに着目しました。組み合わせる、少し変える、強みを伸ばす、困りごとを解決するといった視点から1を10に育てる現実的な事業づくりの考え方を整理しました。

計画は伝えて動かしてこそ意味がある

最後に、策定した計画を実行に移すための「伝え方」について解説しました。価値を一瞬で伝えるため当社が実践する「瞬殺コピー™」の考え方や、SNS・Webサイト・広告などをバラバラに使うのではなく統一した世界観で発信し、人を動かす仕組みづくりの重要性を共有しました。

セミナーを通じてお伝えしたのは、経営計画とは単なる書類や補助金申請のための資料ではなく、「未来という目的地にたどり着くための地図」であるということです。自社が選ばれる理由を言語化し進むべき方向を明確にすることで、収益性と持続性を両立させる。そのための具体的な思考プロセスと実践方法を学んでいただく機会となりました。

HIKIDUSでは企業研修・講演のご依頼承ります。25年10月までの実績についてはこちらからもご覧いただけます。また、「今すぐつかえるノウハウ 10年錆びないナレッジ」をコンセプトに、地域中小企業の利益創出に欠かせないテーマを毎回90分程度で簡潔に学べる機会HIKIDUS BUSINESS COLLEGE(HBC)も開催。これまで計6回開催。次回は26年春に開催予定です。

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