400年の歴史の「次の1ページ」 米沢箪笥の新挑戦YONEZAWA401 第1弾始まる
上杉氏(米沢藩)の城下町として知られる山形県米沢市。この町に400年以上の歴史を誇る米沢箪笥があります。米沢は仙台や岩谷堂(岩手)とともに日本有数の箪笥の産地で、最盛期の昭和初期には15~6人ほどの家具職人がいました。しかし、ライフスタイルの変化などの影響から次第に規模が縮小。現在は永井家具店4代目の永井信二郎さんが唯一の職人です。
1年半ほど前に永井さんから「米沢箪笥の次の1ページを描きたい」といったご相談を頂き、山ケヤキやシナの木、桐などの無垢材に漆などを施し、アゲハ蝶や桜、宝珠、熨斗など縁起物の手打ちの飾り金具を付けた「機能性」と「見た目の美しさ」を兼ね備えている特徴を活かしながら、現在のライフスタイルに合った商品・売り方の検討を開始。このたび、400年以上の歴史ある米沢箪笥の「次の1ページを描く」プロジェクト「YONEZAWA401(よねざわよんまるいち)」シリーズが始まりました。
シリーズ第1弾として、400年の歴史と職人が認めたDIY用の高級木材を販売開始します。米沢箪笥に使用される樹齢300年以上の国産ヤマケヤキとシナの木で、20年以上雨風にさらしワレの原因になるヤニ分を除去し自然乾燥させた木材を使いやすいサイズにカットした商品です。背景に「木材だけ販売はできないか?」といった問い合わせが過去にあったことから、量販店やネットでは手に入らない希少な木材への潜在ニーズに応える形となります。
2023年5月25日(金)より米沢市丸ノ内の永井家具店店頭および、YONEZAWA401 ONLINE SHOP(通販サイト)で販売。6月3日には河北新報で紹介頂きました。
今夏にはコンパクトでカスタマイズができる新しい米沢箪笥を展開予定。400年の歴史の次の1ページが始まりました。
永井家具店
〒992-0052 山形県米沢市丸の内2丁目2−47
電話:0238-24-1777 FAX:0238-24-5120