銚子の鯖寿司フローズン 関連商品含めパッケージをリデザイン 個性を強化し販路拡大へ
銚子プラザホテル(千葉県銚子市)直営鯖料理専門店「廣半(ひろはん)」の「銚子の鯖寿司」はJR銚子駅の駅弁としても有名。このたび、握り立てをご自宅で楽しめる冷凍鯖寿司「銚子の鯖寿司 フローズン」の立ち上げと関連商品を含むパッケージリデザイン、および店頭での情報発信強化を支援させて頂きました。
銚子港は鯖の漁獲量が日本有数です。一方で、地元で鯖がほとんど食べられていない現実も。約15年ほど前に「地元での鯖料理の存在感を高めたい」と考え、同社では鯖料理の提供を開始しました。その後「来街者にも魅力を伝えたい」想いから5年前に「廣半」は鯖料理専門店に。同社の鯖ずしは最も脂がのった秋に水揚げされた700グラム以上の大型「極上さば」だけを使用。 カキ殻を原料とした特許製法技術で開発された熟成塩だれが旨味を引き立たせます。現在は、直営の「廣半」をはじめ銚子駅の駅弁、千葉県内の道の駅や千葉・東京のエキナカ、催事等で販売しています。
ここ数年のコロナウイルスの感染拡大の影響で来街者が減り、ホテルの集客にも影響を及ぼしました。加えて、常温の鯖ずしは賞味期限の都合販路拡大に限界があることが問題点。そこで、冷凍設備の構築と技術の改良を課題とし、店頭で提供する作りたての味を再現。1月から「銚子の鯖寿司フローズン」として販売を本格化させました。発売にあたり、地元の大衆日報をはじめ、日本経済新聞、日経MJで紹介されました。
今回フローズンを投入するにあたり、つみれやフィーレ、オリーブオイル漬けなど関連商品のトーン&マナーを統一。従来の鯖寿司の世界にないデザインにするなど工夫を施しました。
理由は、鯖寿司に限らず店やネットには似たようなデザインのパッケージに溢れています。いくら、味や品質・鮮度といった基本価値を磨いても、他社が作るものと同じようなデザインを何も疑うことなく選択していては”自ら没個性を宣言”するようなもの。「おいしいものを作れば売れる」と言っても、店で商品を手に取り買って食べてもらわないと価値は伝わらず、少なくとも「気になる存在」にする必要があります。「価格を安くすれば売れる」と言っても、鯖の不漁、原材料高、人件費高騰など複数の要素が重なるとコスト削減にも限界があります。そもそも大量生産大量販売を前提としない地域中小企業者の事業モデルでは踏み込んではいけない視点とも言えます。
1月にはJR市ヶ谷駅の構内で。2月には上野松坂屋で販売など販路拡大中。冷凍ですので、遠隔地でも銚子の鯖寿司の新鮮さをお楽しみ頂けます。お求めは銚子の鯖寿司オンラインストアで。
また、銚子での観光・宿泊は銚子プラザホテルへ。公式サイトはベストレート保証。廣半の鯖料理がついたお得なプランもあります。