誰に何をどのように”複数回”売るのか 観光果樹園の新戦略 山形新聞、YTS山形テレビゴジダスで紹介
株式会社やまがたさくらんぼファーム(天童市)が運営する王将果樹園は、2024年6月1日よりくだもの狩りと直営カフェ(oh!show!cafe)の営業を開始しました。さくらんぼ狩りは6月1日から7月8日まで行われ、カフェには予約席や、チョコとバナナを組み合わせ新メニュー「がんばれ!とらパフェ」、さくらんぼを使った期間限定パフェも登場。昨年度の来場者数はコロナ前の半数にも及びませんでしたが、2000年から「ワケあり倶楽部」と冠した規格外果物の頒布会モデル強化による収益アップ。そして、2015年オープン以来のカフェも9年間で売上高が16倍に成長。カフェのさらなる強化で、「さくらんぼ摘み後にカフェでパフェを食べる」ではなく、「パフェを食べたい」「パフェを食べた後にさくらんぼを詰む」などカフェ事業の充実を通じ観光果樹園事業の進化を目指します。その一連の取り組みが、6月2日の山形新聞で紹介されました。
6月3日のYTS山形テレビのゴジダスでも紹介されました。
一般に観光果樹園は県外観光客にさくらんぼなどの果樹を摘む体験を売ります。しかし、2020年のコロナ感染拡大により同社は99%以上来園者減を経験。当時、緊急のテコ入れで支援させて頂いた規格外のくだものを数か月に渡って届ける頒布会モデル「ワケあり倶楽部」が大ヒット。観光果樹園事業の減少分を補うに十分な収益をあげました。(関連記事は下記より)
昨年5類に移行後、徐々に来園者は回復も「団体旅行」が減少した影響で、観光果樹園事業単体では2019年の49.1%に留まるなど苦戦。一方、カフェ事業はコロナの時期に落ち込みはあったものの、2015年開始以来9年で16倍の売上増に。そこで、観光客だけでなくカフェ事業については地元客のシーズン中複数回利用を強化。その第1弾として、2階を増床し座席数を2.5倍の50席に拡大。同社が阪神タイガース中野拓夢選手(天童市出身)を応援するご縁もあり、トラ模様のパフェも新登場しました。