蔵から見つかった昭和の時短&便利 リサイズし復活新発売 ヤマキチ「たれの素」
天然手造り味噌醸造元 お惣菜とお食事の店ヤマキチ(山辺町山辺)は、偶然蔵の掃除で見つかった1枚のラベルをきっかけに意匠・味を忠実に再現。食品衛生法の制定等により製造販売を中止した幻のだし醤油「たれの素」を360mlと100mlの2種展開で、店頭および公式通販サイトで2024年12月10日(火)より復活販売を開始しました。

昨年末に蔵の大掃除をする際に同店代表の庄司雄介さんが見覚えのないラベルを偶然発見しました(写真下)。母に確認したところ昭和20年頃から販売していた「たれの素」であることが判明。現在110番は警察の番号である中、有線電話110番と記してあったり、解読不可能な文字も印刷されていることから当時のラベルであることがわかりました。「たれの素」は現在で言う「だし醤油」で、鍋、煮物、しゃぶしゃぶなど万能に使える商品です。販売開始時は時期尚早だったようであまり売れなかったものの、その後、利便性が評価され一升瓶やサイダー瓶に詰めて販売するスタイルで浸透。しかし、食品衛生法が厳しくなった(一升瓶やサイダー瓶に店舗で詰め替え販売することが法的にできなくなり、自店舗に機械設備もなかったため法的条件をクリアできなくなった)ことで自店舗での製造・瓶への詰め替え・販売などができなくなり終売となりました。
製造に関するレシピは残っていませんでしたが、母の記憶を頼りに味の再現。先人が考案した時短&利便性があり、歴史を感じる1本の魅力を発信できないかと考え、当時のラベルをデータ化し忠実に再現。サイズを現代風にアレンジし360mlと100mlの2種展開。2024年12月10日(火)より当店および公式通販サイトで復活新発売する運びとなりました。

24年12月10日の山形新聞でも紹介されました。