「幌」の再利用、端材の有効活用を目指す特別装備車製造企業発のアップサイクル型ブランド「TOKUSO」誕生
株式会社大江車体特装(山形市)は、年間50台以上のトラックやダンプカー等の幌(ほろ)張替え作業で生じる素材の再利用を目的としたアップサイクル型ブランド「TOKUSO」を立ち上げ、2024年3月1日より公式オンラインストアでの販売を開始しました。当社では、コンセプトに加え、ブランドネーム・商品名・通販サイト立ち上げ・情報発信に係るマーケティング全体の支援を、株式会社大江車体特装の社内横断型プロジェクトチームと協業で進めました。
同社は、1862年(文久2年)に大江甚六が人力車の製造・販売を始め、後に「大江幌内張店」とし自動車内張業に転業。1963年に「大江幌自動車工業株式会社」に改組し、自動車改造部門を新設。平成3年「株式会社大江車体特装」に改称し、特装車(ボディカスタマイズ)、福祉車両や霊柩車の製造販売を強化。近年は災害支援車(LCX)が1月に発生した能登半島地震の被災地に赴き支援活動をするなど、はたらくクルマづくりを通じ地域・社会への貢献に努めています。
第1弾は創業者の名を冠したショルダーバッグ「JINROKU(甚六)」です。JINROKUは、耐久性と衝撃に強い構造が特徴で、実際のシートベルトを使用したショルダーベルトや「ポリスブラック」や「ファイヤーレッド」など特殊車両を連想させるカラーネーミングなど、独自性を追求したデザイン・世界感が特徴です。在庫を持たずに受注生産することで、素材の有効活用とBtoB向けの特殊車両の製造・販売との両立を図ります。本件の立ち上げは環境保全への意識の高まりを背景に、企業が持続可能な事業活動を推進するための一例としても期待できます。
24年3月4日の河北新報で紹介されました。
3月7日には日本経済新聞
3月10日の山形新聞
3月15日のFM山形マジックオンフライデー(マジフラ)
3月20日の読売新聞でも紹介されました。
はたらくクルマをつくる会社の乗り物への深い理解、縫製技術、製造工程で生じる端材を活かし、今後も「乗り物に乗る際に便利」であったり、あるモノの移動時の携帯利便性を高めるオリジナルアイテムを展開する予定です。