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高齢化が進む地方小売店の新機軸 60歳以上限定の有料会員組織 カイノ電器「KAINO60CLUB」始動

株式会社カイノ電器(山形県寒河江市)は60歳以上向けの有料会員制サービス「KAINO60 CLUB(カイノ60クラブ)」を本格始動しました。同社は1926年に創業。地域密着型の電器店として親しまれてきました。

 本社のある山形県寒河江市は総人口39,745人(24年1月現在)のうち、65歳以上の高齢者の比率が32.81%。2025年に65歳以上人口が13,423人でピークを迎え、2045年には総人口が29,961人まで減少し、65歳以上の比率が41.3%に達すると見込まれています。(出典:総務省「住民基本台帳」、寒河江市「人口ビジョン」)

 また、創業の地であり現在も店舗を構える山形県大江町の総人口は2020年時点で7,646人。65歳以上の高齢者の比率は39.7%で、2045年には総人口が4,556人にまで減少し、65歳以上の比率が49.4%に達すると推計されます。(出典:総務省「国勢調査」、国立社会保障・人口問題研究所「将来推計人口」)。事実、現在顧客の7割近くが60歳以上で、このたび、主要顧客層の課題に応えられる新サービスとして「KAINO60 CLUB(カイノ60クラブ)」を立ち上げました。特徴は、60歳以上にならないと入会資格が得られず入会金が発生する点。但し年会費は永年無料。入会時に5000円の同店で使えるギフトカードがもらえ、1年間の利用実績に応じ優遇ステージが変わります。また、Panasonicの販売店である強みも活かし、美容家電やマッサージチェアなどのお試し優遇や、店頭商品割引、地元カフェとの宅配連携などを盛り込んだ独自の仕組みとし、家電購入の場に留まらない「暮らしの伴走者」としての役割を再定義しました。

当社では、同クラブの立ち上げそのものの提案に始まり、サービスコンセプトの整理・設計、ターゲットの明確化、地域課題との接続、店頭まわりを含む情報発信に係る支援に加え、寒河江市にあるスペシャリティコーヒー専門店「クルミーノ」で試験運用していた近隣への宅配事業「クルミーノEXPRESS」との提携も推進。本取り組みは5月15日の河北新報でも紹介されました。

引き続き、60CLUB会員の優遇プラン、地元商店との連携、会員にとって魅力あるイベントの充実を推進。「地方地域小売店における高齢者向け会員組織モデル」としての発展を目指します。

カイノ電器

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