HIKIDUS BUSINESS COLLEGE(HBC)2022春「売れるコンセプトづくり™から戦略的思考を学ぶ」ココロ動かすネーミングのつけ方~ 「瞬殺コピー™」の極意「4/22に開催しました。
去る2022年4月22日(金)にHIKIDUS BUSINESS COLLEGE(HBC)2022年春を山形県生涯学習センター遊学館で開催致しました。コロナに配慮し大々的な告知を一切控え、午後と夜の2回に分け開催致しました。ご多用の週末にも関わらず多数の方にご参加頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。
HIKIDUSでは、大きな権限やカリスマ性を備えた人物がメンバーを管理統制するのではなく、多様な価値観を尊重し、周囲の人々を巻き込みながら新しい付加価値を引き出すことが本来のリーダーシップと捉えています。その観点に立ち、特にマーケティングの分野から地域中小企業に次世代のリーダーシップに必要な能力の浸透を目指すHIKIDUS BUSINESS COLLEGE(HBC)を22年4月に開始しました。対象は、主に中小企業経営者や向学心ある若手幹部候補生で、このたび第1回目の開催となりました。
テーマは
第1部
売上アップはコンセプトが8割 売れるコンセプトづくり™から戦略的思考を学ぶ60分
最初のテーマがどうしてコンセプトの話なのか。
巷のセミナーや書店で売られるマーケティング本の多くは大企業に最適化された理論が多く、かつ「twitterマーケティング」や「プレスリリースの書き方」など「手段のトリセツ」に溢れています。
一方で、地域中小企業の「売れる」と「売れない」の分岐点に多く共通するのが「コンセプト(方向性)」の不明確さです。「誰にどんな嬉しい未来を描くのか」が不明確なまま、モノづくりやサービスの拡充を進め、あの手この手と情報発信など「手段の充実」に努めても、モノ余りで情報過多の時代では継続的な売上増にはつながりません。情報発信は「質」と「量」の掛け算で決まります。地域中小企業が「量」ばかり追求するのは当然ハードルが高いです。一方、同じターゲットでも新しいもの好きなのか、実利を重視するのかによって相応しい伝え方が変わります。従って、「着眼点」と「作法」で伝える「質」を高めることがとても重要になります。
第1部では、手段の充実の前に売れる方向性を「売り手」「買い手(世間)の2つの視点を1枚の紙にまとめる、HIKIDUSが最重要視する「売れるコンセプトづくり™」について、その必要性とともに詳しく解説しました。
第2部は、描いたコンセプトを買い手視線に翻訳するネーミングについて
「苦手」という人ほど、うまくなる。~ココロ動かすネーミングのつけ方~ 「瞬殺コピー™」の極意
と題し、ネーミングやキャッチコピーを考えるに大切にしたい3つのS(シンプル、ストロング、サプライズ)に、アイデアの発想にも役立つ「対義結合」の考え方などを含む頻出7技法を実際HIKIDUSで支援した実績を交え詳しく解説しました。
第1部と第2部ともに「失敗事例」「うまくいかない理由」についても詳しく解説。様々な成功事例を見聞きすることはもちろん大事です。でも実際は、センミツ(1000の新商品を出しても成功するのはたった3つ)、1勝9敗(ユニクロ柳井社長の著書タイトル)などの表現からも世の中失敗の方が多い現実があります。どんなコンサルタントも事業者の成功確率を上げることしかできません。地域中小企業の支援では成功事例をアレコレ語るより、失敗に共通することを共有しそれを避ける工夫をした方が、結果的に独自性ある方向性が描け成功確率が上がる場合が多いです。
受講後の感想を少しだけご紹介します(原文のまま)
- ものを作り出す前段階の準備にやはり時間をかけないといけないという事が分かりました。ものが溢れている中で競争しているという現状を知る事ができ、どうお客様に伝えていくか瞬殺コピーで学びました。
- 今までの商品づくりでは、こういう商品が欲しい、あるといいなと的な感じで商品開発をしていました。売りたい相手までは考えていなかったので今後の商品開発の時は実践したいと思いました。
- 難しい言葉は一切なく、事例なども交えながらで大変わかりやすくためになりました。各所の重要なポイントも自分のビジネスに落とし込んで考えやすいものばかりで、すぐに実践してみたいと思いました。ありがとうございました。
- コピーライトのセミナーは初めて参加しました。資料があると復習もしやすいので助かりました。
- 始めにコンセプトを考えたつもりですが、いつの間にか売るための手段が中心になっておりました。ベネフィットがうやむやになったらダメということを再確認いたしました。相手に伝わる事をしっかり考えます。
- 売上アップというとどうしても目先の現象に注目してしまいます。しかし今回のセミナーではそうした表層的な対策ではなく、「コンセプトファースト」という考え方を教えていただきました。自分のつよみは何か/なぜこの事業を行うのか、ターゲットは誰なのかを深く考えることがすでにマーケティングであるという点が、私にはとても新鮮でした。 また、第2部でご説明いただいた「ネーミング」においても、いかにコンセプトをきちんと考えておくかが大切とわかりました。
- 顧客心理に基づいた、本能に訴えかける内容で面白かった。
HIKIDUS BUSINESS COLLEGE(HBC)では、「つかえるノウハウ 錆びないナレッジ」と称し、これからも「売れるコンセプトづくり」を土台に地域中小企業の売上アップに不可欠なノウハウとナレッジを発信してまいります。