採用難の時代に“教える・教わる”を変える。仕事の手順や社内の暗黙知などを動画でわかりやすく伝えるマニュアル動画制作サービス「おしえるおそわる革命」誕生
少子高齢化と人口減少が進む中、地方企業にとって人材の採用と定着は深刻な経営課題となっています。特に現場業務ではベテラン社員の経験や勘といった「暗黙知」が多く、教育の属人化や引き継ぎの難しさも課題となっています。こうした状況を背景に、寒河江印刷株式会社（山形県寒河江市）が立ち上げたのが、マニュアル動画制作サービス 「おしえるおそわる革命」 です。当社は、本サービスの企画・設計から立ち上げまでを支援しました。
寒河江印刷株式会社は1953年創業の印刷会社ですが、近年は「印刷」にとどまらず、地域や顧客の課題解決に寄り添う企業へと進化を続けています。取引先企業と向き合う中で見えてきたのが、
- 新人が育ちにくい
- 教える側の負担が大きい
- 文章マニュアルが活用されない
といった、人材育成に関する共通課題でした。
そこで着目したのが「動画」です。文字や言葉では伝わりにくい作業手順やノウハウを、短い動画で直感的に伝えることで、教育の負担を減らし、定着につなげるサービスとして「おしえるおそわる革命」は生まれました。
単なる動画制作ではなく、事業として継続できる仕組みづくりを重視しました。
- 1本約1分・写真8枚までのシンプル設計
- テンプレート化による低価格モデル
- 「教える・教わる双方の負担軽減」という明確な価値整理
- 自社活用を通じた実証ストーリーの整理
これにより、動画制作が初めての企業でも導入しやすいサービスにしています。
同社では実際に、清掃作業や機械操作など、これまで口頭で伝えていた業務を動画化。教育の効率化だけでなく、人材定着につながる手応えを感じています。現在は、作業手順、営業・接客マニュアル、商品・サービスの取り扱い説明など、幅広い業種での活用が期待されています。
11月22日の山形新聞でも紹介されました。
伝えると伝わるは別物。今後、外国人労働者も増える中「作業手順」や「社内の暗黙知」などの伝えるをおしえる側、おそわる側ともに負担を減らしたいですね。
